龍達は、慌しくホワイトハウスに戻ってきた。
ロビン「大丈夫か!」
龍「あぁ、エリーザは無事だ。」
そう言うと、後ろからSPに囲まれて部屋に入ってきたエリーザ。
その物音に気づいた大統領リークは慌てて部屋から飛び出してきた。
大統領リーク「エリーザ!無事だったか!」
エリーザ「パパ!」
エリーザは、大統領リークに駆け寄り抱きつた。その様子を目で追うように見る
ケイトの表情は少し辛く寂しそうだった。
大統領リーク「ありがとう!ブラックドラゴン、君達のお陰で
娘は誘拐されずに済んだ。これで明日のスピーチは
大丈夫だ。」
龍「油断してはいけませんよ、大統領。」
大統領リーク「それは、どういう意味だね?」
聖人「さっき、お嬢様を狙ってきた奴らですが・・・
かなりの腕の殺し屋ですよ。」
龍「明日は、厳重態勢でいて下さい。特に、FBIなどを近くに
多くいさせた方がよろしいかと?」
大統領リーク「わかった、君達の意見を聞いておこう。
SP誰でもいいFBIの方に連絡を頼む!
明日の独立記念日は厳重態勢にしておけと伝えろ。」
SP「自分がしておきます。」
大統領リーク「君達、今日寝る場所はホテルかね?」
龍「いいえ。」
大統領リーク「なら、我が家で泊まりなさい娘を助けてくれたお礼だ。」
大統領邸
車で数キロ離れたところに、大豪邸が見えてきた。
ここが、大統領の家だ。門だけでも馬鹿でかいし勝手に門は開く。
さすがと言わんばかりの警備の数、門をくぐると目の前には城かと思うくらいの
家が現われた。ロビンや睦それに聖人の口が開いたまま閉じないくらいに
ビックリしている。
睦「・・・・あ・・・あ。」
ロビン「すげぇー・・・。」
聖人「おいおい・・・。」
カオルは、なかなか降りてこないケイトに声をかけた。
カオル「どう、久々の我が家は?」
ケイト「我が家じゃない・・・今は、エリーザの家よ。」
カオル「そう、でもいつまでも過去を引きずるもんじゃないよ。」
そう言って、先に大統領の家に向かった。
ケイト「そんなの・・・わかってるよ・・・でも。」
その日の夜
龍達は、ディナーに呼ばれた。
大統領リーク「明日の独立記念日のスピーチの成功を祝って
乾杯!」
一同「乾杯!?」
目の前には、美味しそうな料理が沢山ありどれから食べるか迷うくらいだった。
エリーザは、隣が龍でかなり龍に話しかけていた。
ロビン「うまい!」
睦「お肉柔らかいです。」
聖人「ワインに合うね。」
カオル「このスープ美味しい。」
エリーザ「ねぇねぇ、さっきはありがとう!強いねあなた、いくつ?」
龍「22歳。」
エリーザ「若いんだね!でも、強いんだね!この中でこのチームのリーダーって誰?
あ、もしかして・・・あの黒髪の人?」
そういうと、聖人を指した。
聖人「俺?俺は、ワゴン組みのリーダー。」
龍「私が、リーダーだ。」
エリーザ「嘘!本当に?すごーい!」
リークの奥さん「エリーザは、すっかり龍さんを気に入ったのね。」
エリーザ「だって、カッコイイんだも!この歳でチームのリーダーだよ!
憧れるなぁ〜ねぇねぇ、この中でハッカー並みに情報を
掴むのが上手な人って誰?」
その瞬間、ケイトはテーブルを叩きながら席を立った。
部屋は一瞬だけ沈黙になった、そしてケイトは何も言わないまま部屋を出た。
エリーザ「ビックリしたぁ〜。」
龍「聖人、頼む。」
聖人は、頷きながらケイトの後を追った。ケイトは、庭の中にある揺り籠式のブランコの
中でうずくまる様に泣いていた。
聖人「ケイト・・・?」
ケイト「やっぱり・・・私、この任務はずれていい?」
聖人「ケイト・・・。」
ケイト「聖人・・・お願い一人にして・・・。」
一方食堂では・・
大統領リークが龍にとても何かを言いたそうな顔をしていた。
龍「大統領、何か私に言いたい事でもあるんですか?」
大統領リーク「え!べ・・・別に何も。」
龍「そうですか、それでは食事美味しかったですありがとうございました。
私達はこれで失礼します。」
大統領リーク「ミセス桜木!少し、話が・・・。」
龍だけが食堂に残された。
大統領リークとその婦人は、少し真剣な顔で龍を見ていた。
エリーザは、何の話をするか聞かされないまま残されていた。
大統領リーク「桜木さん・・・呼び止めた理由なんですが・・・。」
龍「行方不明の実の娘さんのことですね?」
エリーザ「え!」
大統領リーク「えぇ・・・そうなんです、それが・・・。」
龍「うちのメンバーのケイトが、その娘さんにそっくりと言うわけですね。」
大統領リーク「え・・えぇ、来たときから少し気にしていたんですが・・・。」
龍「でしたら、本人に確かめたらどうですか?」
婦人「それが・・・怖いからあなたに尋ねてるんです。
お願いです!あのケイトという子は、この人の実子か
教えてくだい!」
龍「だめです、例え彼女が何者であったとしても教えません。
真実はご自身で聞いてください。」
大統領リーク「そんなん・・・・。」
そう言いながら、横を向くとエリーザの姿が無い。
庭
キィー・・・キィー・・・
揺り籠をゆっくりと漕ぐケイトの所に、足音が近づく。
ケイト「誰?・・・一人にしって聖人に言ってあるはずよ。」
顔を上げるとそこには、エリーザが立っていた。
ケイト「・・・・・あなたは。」
エリーザ「ケイトさん、あなたはパパの本当の子供なの?」
ケイト「え・・・。」
テーマ : 自作小説 - ジャンル :
小説・文学
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