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オリオンの翼 哀しみの戦場に終わりを告げる天使の唄

戦場に風のごとく舞い戻った要。
苺「………あ、あ。」
東「要……。」
要「わりぃな、居眠りしていて。」
振り向かずに二人に謝る要、苺は何のまいぶれもなく武器のスプーンを要に投げつける。
要「痛って!何しやがる!」
苺「怒りたいのは、こちらの方ですわ!?こんな大事な時に、居眠りですって!ふざけるんじゃありませんよ!?………こちらがどれ程…。」
仮面で見えないが、苺は泣いている。
東「苺…。」
要は苺に近寄り、肩に手を置く。
要「心配かけて悪かったな苺。」
苺「私に謝るんでしたら、まず!東に謝りなさい…。あなたを命懸けで守ったんですから。」
要はそう言われると東に近寄り、抱き締める。
東「……!」
唐突の事に驚きを隠せない東、だが要の抱き締める力はぐっと強くなった。
要「ごめん東……、心配かけて。」
東「……要。」
要「今度は、俺が守るからここで苺と居てくれ。」
要は東から離れて、二人を見る。
要「苺、東今から二人の力をインストールさせてくれ。」
二人「え?」

縁『最後にオリオンに隠された能力はね、他の仲間の力をインストール出来るのよ。』
要『インストール?』
縁『つまり、融合ね。』
要『融合!そんな力があったなんて…俺知らなかった。』
新たに知ったオリオンの能力、使いこなせるか不安な要、それを感じ取った縁は要ににこりと微笑みながら、消える間際に要に言う。
縁『大丈夫、要なら使いこなせるよ。』


…ありがとう最後の最後まで俺を信じてくれて

姉さん…もう俺は

要「阿修羅!プリンディングキラーをインストール!?」

大丈夫だ…

縁『要…後は頼んだよ。』

あぁ…任せろ




一旦、変身が解ける二人。すると、阿修羅とプリンディングキラーのデータだけがオリオンに流れていく。

光に包まれた要、オリオンは二人のデータを取り込み姿を変えてゆく。
東「何が起きているんだ?」
苺「眩しくて…見えないですわ。」
その光は、戦場や街までに届く程に輝いていた。
その光に見とれる人々、クライシスの動きも止まるほどだった。
そして、光が辺りを眩しいくらいに包み込み一瞬で消える。
鷹之介「一体何が起きたんだ?」
苺「…………?要がいないですわ。」
東「要?」
っと、羽根がふわふわと舞い降りてきた。
東は、舞い降りてきた方を見ればそこには真っ白な天使がいる。
東「……苺、天使だ。」
上を見上げれば、天使がそこにいる。
その映像を観ていたジェームスは、神に祈りを捧げる様にオリオンに敬意を示す。
ゆっくりと舞い降りてきた要、その姿に驚く東と苺。
上から下まで全身白で、翼はオリオンの力強い翼ではなく、天使のような優しい翼。
要「すぐに戻る、動くなよ。」
そう言って飛び去ろうとした時
東「要。」
要「?」
東「ここで待ってるから。」
要「あぁ…。」
要は、飛び去り際に手を降るとクライシスのいる場所に飛び立った。
苺は、飛び立ったのを見送った後ミーシィーを取り出すと、鷹之介に連絡をする。
苺「もしもし、お父様。今すぐ軍を撤退していただけませんか?……えぇ、はい、お願い致しますわ。」
電話を切り、真っ直ぐ最後の戦いを見つめる。


オリオンが来る前に撤退した軍、クライシスと要の正に一騎討ちの戦いになった。
ビーキル達は、軍が撤退すると同時に別の場所に移り遠くから戦いを見守る。

クライシスは、要を見るなり吼えて威嚇する。
要はただその姿を静かに見つめていた。
要「クライシス、その姿になってまで叶えたい願いって何だったんだ?」
クライシスは、ただ吼えて吼えて吼えまくるだけで、自分が人間だったことは既に記憶から消えている。
要は、その姿が哀しくて見ていられなくなった。

要「クライシス…、もう終わりにしようぜ。」
要が手をすっと前に出すと、真っ白な弓が現れた。
クライシスは、吼えながら要に向かってくる。
要は、心を沈めてゆっくり弓を引いてギリギリの距離まで待った。


キリキリ………


クライシス「ぐわぁぁぁぁ!!!!!!!!」


要「……………じゃあな。」


パァ――――…ン

静かにクライシスを貫いた矢。

クライシス「あぁぁぁ……!」


クライシスは、貫かれた後すーっと元の姿に戻る。その場で、仰向けになって眠っている。

その時

眠っているクライシスに、優しい風が吹き光が降り注ぐ。

なんだ?この心地よい風や光は?

すると、光の中から手がクライシスに差し伸べられた。
その手を見たクライシスは、真っ直ぐな涙を流す。
クライシス「すまなかった…、俺がもっと…もっと…素直になれば…君を失うことも無かったのに…すまなかった…。」
名前を言おうとした瞬間、その手が人差し指を立ててまるで“シーっ”と言っているようにも見える。
クライシス「………俺を許してくれるのか?ありがとう…ございます。」


大統領…


クライシスは、光と共に消えていった。


要はそれを見届けた後、東達のいる場所へ飛び約束通り戻ってきた。
要「ただいま…。」
東「おかえり…。」
苺「おかえりなさい。」
変身を解き、東達に歩み寄ろうとした時、その場で倒れた。
東「要!?」
苺「要!?」

薄れゆく意識の中、東は泣いていて、苺は誰かに慌てた様子で電話している。

俺は、その後の事は覚えてない………


ブツッ!


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趣味:イラストを描く事、本(おもに漫画)を読む、音楽を聴くなど

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